人事の生々しい話。

現役人事マンによる、人事に関するあれこれ。採用、教育、評価、配置、人間関係などのトピックを発信するブログ。

そんなことを話したいんじゃないの!

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今日あった一コマ。

 

Aさん「先週、ライブに行ったんだ!」

Bさん「そうなんだ!誰と行ったの?」

Aさん「え、、友達とだよ」

 

これだけのやりとりですけど、おかしいですよね。Aさんはきっとライブの話がしたいからライブに行ったと言ったはず。

誰と行ったかは重要じゃないですよね。この話の流れだと。

 

キーワードから相手がなにを話そうとしているか、汲み取ってあげてください。

 

今日はこれだけだけど、気づきになれば。

こんな会話、してしまってませんか?

中身が無い話こそ難しい?いいえ。

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休憩所でばったり大して関わりの無い顔見知りにあったらどうしていますか?

・ひたすら自分の世界に入り込む

・向こうから話しかけてくるのを待つ

・会釈だけする

話すのが苦手な人は、こんなところでしょうか。

自分も決して話すのが得意ではなく、何と無く気まずくなることが多々ありました。(大半の相手はそんなこと気にしていないと思うのですが)

話すのは苦手、でも沈黙も苦手という方は多いのではないでしょうか。

 

でもここで考えてみてください。

どうして話すのが苦手なんですか?

 

恐らくですが、

・会話が続かないと責任を感じる

・スベったらどうしよう

・無視されたらどうしよう

なんてことが先行して頭をよぎり、中々一言が切り出せないのではないでしょうか。

確かに、勇気を振り絞って発した一言が流されたらショックですよね。

 

でも、更に考えてみてください。

逆の立場になってみて、話しかけられたら貴方はそんな反応しますか?

何らかの反応は示そう、と努力するのではないでしょうか。むしろ、無視する勇気が無いと思います。

 

また、私は意図的に、機会があれば休憩所や喫煙所に通うようにしています。社内に限らずです。そこでできるだけ話をするようにしたいのですが、当然顔見知りでその人の情報もなく、話の切り口が中々見つからないことが良くあるんですよね。

そんな時、有名な方法として、「天気の話をしろ」というのがありますよね。これは確かに有効な方法でした。誰もが何かしらの反応は見せてくれます。

但し、天気の話がメインではありません。あくまでも、天気の話は切り口なのです。そこからあらゆる話題に広げるのです。

確かに、話を切り出したのものの「そうだね」の一言で終わらされる場合もあります。

そういう場合は、無理矢理にでも話をつなげます。例えば、

・こういう日はカキ氷が食べたいですね。あ、昼からビールもいいなぁ

・寒いからタイツを導入し始めたんですよ。ところが、あまり効果が無くて…

・1週間ずっと雨みたいですね。地元ではこんなに雨が続くことなんて無いのに…

ここでポイントなのが、一会話にキーワードを散りばめておくことです。

昼からビール→サラリーマンなら誰もが憧れるシチュエーションですね。だいたいが「いいね〜」ってなる

タイツ、効果がない→防寒具ネタに広がる?

地元→どこ?

ここまで言うと、大概の人が誰かのワードに引っかかります。ある意味、連想ゲームに違いものがありますね。

 

何でもいいので、会話の際にはキーワードを散りばめてみてください!もちろん、自分の守備範囲のキーワードですよ!

 

あと、スベっても気にしない

だいたい、スベるのなんて半分くらいは受け手の責任でもあるのですから。(これを言うと元も子もありませんが笑)

対「声のデカい人」対策

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前回の記事でデカい声の人について書きました。

 

misanthropy.hatenablog.com

 

じゃあこういう人に対してどういうスタンスで接すればいいのか?

正直、その人自身を変えるのは厳しいです。何年、何十年もそのスタンスをきたのだから。

こっちのスタンスを変えるべきだと思います。例えば、「またなんかワケの分からんこと言ってはるわ」と思えるようにするとか。要は、気にしないと言うことです。心の余裕ですかね。

そんなのなんの解決にもなってへんがな!と思われるかもしれませんが、それが一番手っ取り早い気がするのです。

だって、そんなしょうもない人間にいちいち嫌な思いするのって悔しくないですか?思考の大半を腹立つ人が占めているんですよ?

一度余裕を持って、考え方を変えてみてください。

また、「周りの人の印象はどう変えたらいいの?」という場合ですが、安心してください。

みんなきちんと気づいています。声のデカいその人は、めんどくさい人だと。また、絡まれて本当に気の毒だな、と思ってくれています。

かつて、ある部署に所属していたときに、声のデカい先輩がいてました。(その人は40歳くらいでした。)

いきなりデカい声で呼ばれて、「これはどういうことだー!!」と問い詰められたり。そしてまだ入社したての私は何も返すことができず、ただただ注意されるだけでした。何が正解かも分からず、先輩の言うことは全て正しいと信じてしまう時期ですよね。何より、周りからの目が本当に気になって辛かったです。怒られて、「あいつダセえな」と思われていないか気にしたり。

しかし、幸いその人以外の先輩たちが優しい人や、まともな人、デキる人が多く、よくフォローしていただきました。

「あの人は変な人だから気にしなくていいよ」とか、「あの人、また何かワケのわからんこと言ってたな笑」と言って笑い話に変えてくださったりとか。

それが本当に励みになって、どんどん気にしなくなりました。(それはそれでどうがと思いますが)

まぁ何が言いたいのかと言うと、

1.気にしない

2.周りもその人のことを良く思っていないから安心しろ

この二点が分かっていれば、気持ちはだいぶ楽になるはずです。

「このおっさんまたワケの分からんこと言ってはるわ笑」と思えるくらいになれば、あなたはかなり強くなれた証拠です。

 

声のデカい人

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っていません?

声のデシベルじゃなくて、主張の激しい人。(まぁそういう人は物理的に声も大きめな傾向がありますけども)

正直、あまり好きではありません。

事実じゃないことが事実になる気がして。

大勢の目の前で、上司に「お前、このミスは何だ!!!」って言われたら…たぶん周囲は「あいつ、何かミスしちゃったんだ」と思いますよね。

例え、後からこっそり上司からこっそり「ごめん、あれ俺の勘違いだったわ」というフォローがあったとしても。

その事実を周囲は知らないですからね。

本当に嫌いです。謝罪するならみんなの目の前でしろよ、と。

 

若手の時に実際にあった話なのですが、上司に「これ、どうしたらいいですかね?」って相談したことがあった時に、「自分の意見はどうなんだ。答えを聞くな。」って注意されたことがありました。確かにそうだな、と一つ話の持っていき方を学ばせてもらえたと思いました。

そこまでは良かったんですが、その後の終礼ですよ。「◯◯(私)がこういう聞き方してきたんだが、これからはみんなもこういった仕事の進め方はやめような」と上司が言うのです。みんなの目の前で。

晒し者ですよ。

人の名前をそこで出す必要あります?更に腹が立つことに、その後にこっそり「ごめん、思わず言っちゃった!」って言われたんですよ。

いやいやいや、それみんなの目の前で言えよ!と思いましたよ。

結局その後もフォローも無いまま、時は過ぎ去っていきました。

 

ちょっと話がそれちゃいましたが、物事を言う時は感情的にならず、それを言うことでどんな影響がでるのかをしっかり考えてから発言すべきでしょう。

 

何でか分からんけど相性良い人

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そんな人、周りにいませんか?何となく話してて心地よい、何でも話せる、毒吐かれても面白おかしく受け止められる人とか。

 

個人的見解ですが、これにはいくつかきちんとした理由があります。

 

時間の流れ方が近い

話し方とか、行動とか、身の回りに流れている時間の早さが近い人って相性が良いと感じます。相手に合わせる必要がなく、追われることなく自分のペースで話せるので自身にとっては楽で、かつ相手にとっても楽だからだと思うのです。阿吽の呼吸ってやつにも近いかな。

 

考え方や捉え方が近い

例えばブログデータが全部消えたとしましょう。それをどう捉えるか。「やる気無くなった」となるか、「また新たなチャレンジができる!」となるか。まぁこれは極端な例ですが、物事の捉え方近いと言葉を多く交わさずとも意思が伝わり、あまり考えて話す必要がありません。つまり、話すことや考えることに疲れることが無いんですね。

 

お互いを補い合えるものを持ってる

人は無いものを求める傾向が強いと言われています。これは人に対しても同じで、自分に無いものを持っている人って立派に見えませんか?そういう人に自然と惹かれていきます。そして、お互いに高め合うことができるので、お互いの存在価値が認められるんですよね。                ※②と矛盾すると感じるかもしれませんが、別物だと思ってください。

 

 

どんな恋人が理想?という質問に対し、「一緒にいて楽な人」ってのは割と多いと思います。突き詰めていくと、っていうのがポイントなんですね。

 

職場内で「好き」と感じられる人ってどんな人ですか?一度思い返してみてください。

 

 

 

 

このブログで発信したいこと

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はじめまして!!

 

突然ですが、皆さんは人事といえばどんなことを思い浮かべますか?

 

友人に聞いてみたところ、「何をしているのかわからない」という声が多かったです(泣)「近寄りがたい」「なんだかわからないけど怖い」「お役所的」なんて声もあります。

 

そうです。人事の仕事ってあまり知られていないんですよね。

 

このブログでは、そんな人事の仕事を生々しく紹介していきたいと思います。

採用の基準、評価の仕方、教育に対する考え方、人事異動の裏側・・・等々。

 

また、人間関係にも触れていきたいと思います。

人事とはまさに「人」に関する事なので、人間関係も切り離せない話題となります。

 

「同期と上手く話せない」「先輩が怖くで話しにくい」「後輩がデキすぎてプレッシャーに感じてしまう(笑)」とか。「あのおじさん、めんどくせー」「お局さんにイビられてるの・・・」とか。人間関係に関する出来事って、日常的です。

 

こんなときどうする日常のあるあるを交えて、人事に関するいろんな話を投稿していきます。

 

みなさんの人事に対するイメージ、どう変わるか楽しみです。